One minute
TIEの申請に2回もしくじった話
アポイントメントの予約
リンク切れ
TIE の申込みをするのには、警察に行く必要があります。そのためには、事前に予約を取らなければいけません。その情報はどんな How to サイトにも書いてあるのですが、うざいのが、全てにおいて「ここで申し込むんだよ」っていうリンクが切れているということです。リンクが https://sede.administracionespublicas.gob.es/icpplustieb/index.html から https://icp.administracionelectronica.gob.es/icpplus/index.html に移動したらしく、役所のページの殆どのハイパーリンクがアップデートされてないようです。リダイレクトくらいできただろと思いますが、そこはお役所仕事なのでしょう 🤷♀️
クソ UI
面接の予約サイトが、誰が考えた UI なんだってくらいゴミです。自分が住んでいる県を選んだ後に、どのオフィスで予約をしたいか選ぶのですが、住所のドロップダウンしか無いというなんとも酷い仕様になっています。どのオフィスが近いのか、一々マップで検索しながら選ぶ必要があるので、とても面倒くさいです。近いオフィスを選んでも、色々と入力させた挙げ句、枠がいっぱいだとエラーになり、最初からやり直しになります 🤬
一つ気づいたのは、最初、オフィスを選ぶ画面で、いきなりオフィスを選ぶのではなく、オフィスのところはCualquier oficina
のままで、TRÁMITES CUERPO NACIONAL DE POLICÍA
だけ、TIE を取りたいというふうにしておけば、名前を入力した画面の後に、スポットが空いているオフィスだけのドロップダウンを出してくれる仕様になっています。最初からこれに気づきたかった… それは Cualquier の意味を知らなかった私のスペイン語力に問題があるのかもしれませんが 😅
とりあえず予約
クソみたいな UI ではありましたが、なんとかバレンタインデー(1.5 ヶ月以上先)に予約が取れました。取れたと言っても、Rubí というバルセロナ中心部からは電車で 40 分くらいかかる場所で、私の家からだと 90 分程度の長旅になります。周りの経験談を聞いてみても、ラッキーであれば中心に近い警察署の予約が取れるのですが、大体が少し郊外の警察署にしか予約が取れないそうです。
下準備
申請に必要だというのは
- パスポート
- 2 枚の写真(一応白い背景という文言を何箇所か見かけたので、持っていたグレーの背景の八尾手ゃ違う白い背景の写真を用意しておきました)
- TX-17(申請書)
- Empadronamiento
- Tasa Modelo 790 Código 012 の支払い証明書
と、政府のサイトには書かれています。
Tasa の支払いについて
これは少しだけ手こずりましたね。申請に €16 ちょっとを払わないと行けないんですが、銀行に行く必要があります。もし、この時点で、スペインの"ちゃんとした"銀行の口座(Caixa, Santander, Sabadell, etc)を持っている方であれば、支払いの紙を作成するときに、支払い方法を現金(en efectivo)ではなく、口座からのデビット(E.C. Adeudo en cuenta)でやったほうが簡単です。そうすれば、紙をプリントアウトする必要もなく、バーコードを携帯に表示できるようにしておけば、Caixa の ATM に行って、バーコードをかざして、NIE 等を打ち込めば、人と話す必要もなく簡単に支払いができます。
ですが、私のように、N26 という少し新し目な銀行口座を持っていると、ちゃんと名目上はスペインの銀行口座なのに、なぜか Caixa の ATM は受け付けてくれません。仕方なく、現金で払うことにしました。ですがまたこれが一苦労。最初、バーコードだけ読めればいいでしょと高をくくって Santander に行ってみたんですが、Santander の機械は紙しか受け付けてくれないとのことなので、仕方なく紙をプリントアウトしに。そして戻ってきたら、Santander の口座を持っていない人には、一日の一定の時間しか対応できないと、追い返されてしまいました。仕方なく、次の日、Sanatnder が口座を持っていない人に対応している時間が AM9:00 から AM10:30 だとのことなので、朝イチで近所の Sanatnder に赴き、ようやく現金で支払う事ができました。もし、スペインの銀行口座をお持ちでない方は、気をつけてください。
証明写真
証明写真機が Universitat や Verdeguer の駅ナカにあるので、それで新しい写真を調達しておきました。€5 で 6 枚撮ってもらえます。日本より安いですね。画質はちょっと悪いですけど。
アポイントメント当日
1 回戦
電車で 1 時間以上かけて Rubí に行きました。警察署は思ったより綺麗で、受付の人に"Tengo una cita a las 12:03 para TIE"って言ったら、待合室に通されました。自分の番になったので、中に呼ばれて、担当の職員さんに全て書類を渡しました。警察の人は誰も英語を喋ってくれないと言われていたので、少し心配でしたが、自分の担当だった人は結構流暢な英語を喋れる人でした。なので全部英語で会話しました。
結果を言うと、TIE の申し込みはできませんでした。向こうが色々と情報を入力したあと、TIE の申込みをできる人なら出てくる画面が出てこなかったそうです。なので君は一度バルセロナ市役所の Oficina de Extranjeria に行きなさいと言われました。でも、こっちとしても、1 ヶ月以上待った上に、1 時間以上かけて来ているわけですから、結構食い下がりました。いや、他のワーホリの人はこのまま取れているから自分も取れるはずだ。ワーホリが何か知らないだけで、学生かなんかと間違えてるんじゃないか。かなり反論しましたが、職員の方も、結構キレ気味で、何度も同じことを言わせるなと言ってきたので、仕方なくその日は退散しました。
本当に悔しかったです。きっと自分があたった職員がワーホリの存在を知らなくて、処理し間違えたんだろうと。一度親友に電話して、心を落ち着かせてから、悔しがっても仕方ないと思い、もう一度アポイントメントを取ろうと、最初からやり直しました。
何故か次の日が空いていた
またゴミ UI の予約画面から来月あたりのスポットが予約できたらいいな、くらいの気持ちでサイトを開いたら、驚くことに、次の日に街の中心にある一番大きい警察署のスロットが一箇所空いていました。誰かが直前にキャンセルしたのかわかりませんが、これは取るしかないと思って速攻で予約しました。
2 回戦
次の日は、スペイン語ができる友達にもついてきてもらいました。同じように番号が呼ばれるまで待って、順番になったのでブースまで行き、警察官に書類を全部渡しました。今回は英語を喋れない人だったので、友達に会話は全部任せました😓
結果は、再度申請不可。職員の人も、前日と一緒で、何かはわからないけど、出てくるはずの画面が出てこない。だから市役所に行ってなにかをしなきゃいけない。だから今日は帰ってくれと。
特に何がだめなのか、よくわからないまま、2 日連続で断れてしまいました。他のワーホリ体験談を見ても、同じようなことを書いている人はいないので、本当にもどかしいです。とりあえず、Rubi の警察官が悪いのではなく、自分のステータスのどこかに TIE の申請を妨げる何かがあることが証明されたので、結果としては良かったのかもしれません。
今後の計画
今のところは、正直 TIE を取得するのは諦めかけています。取ったところで、実際に Autonomo として登録できるのかはわからないし、社会保障番号を発行できるのかもわからないし、正式な手順を踏んだところで、毎月 €90 を社会保障として払わなきゃいけないしと、先は長いので、正直疲れちゃいました。今のところは日本とそれ以外の案件をやっていこうかなと思っています。スペインまで来て、スペイン以外の仕事しかできない。笑えますね。
もし、リトライすることがあれば、続編を書こうかなと思っています。