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八日間で台湾一周自転車の旅

2024年のGWに、台湾大学の院に通っている友人と台湾一周の自転車旅行をしました。途中で熱中症になったり、蚊に刺されまくったりと大変な思いも沢山しましたが、思い出に残る旅行だったので、同じような旅を企画している方の参考になればと、旅の記録を綴りたいと思います。
装備
自転車
自転車は自分のを持っていこうとも考えましたが、台北の Giant ストアで台湾一周用のレンタル自転車プランが有ると現地の友人が教えてくれたので、煩雑さを考えてもそちらの方が便利かと思いレンタルを選びました。レンタル代は 8 泊 9 日でも日本円で 18,000 円とかなりレンタル自転車にしては手頃な価格でした。自転車自体は、ジャイアントの Fastroad SLR2 というシリーズのクロスバイクで、車体自体は少し使用感がありましたが、さすが旗艦店で整備されているだけあって、シフトチェンジもスムーズにできますし、ブレーキの効きなんかも申し分ないクオリティに仕上がっていました。レンタルに付いてくるペダルはフラットでしたが、私は自分のサイクルシューズだけは持っていっていたので、その場でシマノのバインディングペダルを購入して、変えてもらいました。

初日、出発直前
荷台とパニエバッグ
台湾一周パッケージということもあって、自転車以外にも色々なものがついてきました。まずは自転車の荷台とパニエバッグ。荷台は一般的なものでした。パニエバッグは、10 リットルの容量のを 2 つ支給されるので、途中数回の洗濯を考慮して、1 週間の旅には十分なサイズです。ウェブサイトには防水と書いてありましたが、お店のお兄さんが、「ある程度の雨は防げるけど、昨日あった大雨みたいなときには浸水するからビニール袋で中身守ってね」と教えてくれました。実際、自分もそういった可能性を危惧していたので、自前のバックパックカバーとドライバッグをを持っていってました。もし同じプランをお考えの方は、必ず準備していったほうがいいと思います。パニエバッグは、今まで台湾を何周したのかわかりませんが、かなり使用感のあるもので、途中でカバンを閉めるためのロープを強めに引っ張った際にロープが自然と切れてしまいました。また、そのロープの先についている金属製のフックも、一度強めにロープを締めた際に曲がってしまい、元に戻そうと思ったら完全に折れてしまいました。金属疲労から壊れてしまったのか、私があまりにもきつく締めすぎて壊れたのか定かではありませんが、かなりチープなパニエバッグでした。カバーやドライバッグのおかげもあり、大雨に何回か降られましたが、最終的に衣服には浸水することもなく、役目は果たしてくれました。
工具とポーチ、その他小物
パッケージには工具がついていると書いてありましたが、工具と言っても十徳六角レンチが一つ入ってるだけで、それ以外は何もありませんでした。おそらくパンク修理を自分でするなどはあまり想定していないようで、もしパンクしたら最寄りのジャイアント旗艦店に駆け込めば無料で修理してくれるというのがパッケージの内容でした。あとは六角レンチを入れるフレームのトップから引っ掛ける二口の小さなポーチもついてきました。エナジージェルなんかを入れるのには便利でした。携帯もちょうど入るくらいのサイズです。他には誰でも切れそうなワイヤーロックと、フロント・リアの両方のライトがついてきました。
自分で持っていったもの
レンタルで借りられるものは以上で、残りは自分で用意する必要があります。
- ヘルメット
- ヘッドライト(台湾の東海岸は街灯が殆ど無いので、夜間は一寸先は闇です)
- サイクルウェア
- サイクルパンツ
- サイクルジャージ
- サイクルグローブ
- カッパ
- サングラス
- スマホホルダー
- キャンプ用品(数日の野営は想定していたので)
- テント
- エアマットレス
- エアーピロー
- 寝袋のインナー (暑さのため掛け布団は必要ありませんが、多少の温度調整に良かったです)
- パンク修理セット
- 予備のチューブ
- パッチ + のり + ヤスリ
- 携帯ポンプ
- タイヤレバー
- クリップオンシューズ
- SPD のペダル
- 街に繰り出すためのサンダル
- 洋服やタオル
- カメラなどすぐに出したいものをしまっておけるフロントバーに付けるバッグ
等を日本から持っていきました。 この中でも、意外と盲点なのはスマホホルダーとヘッドライトかなと思います。台湾一周するにはただ単に標識に従えば一周できなくも無いかとは思いますが、ところどころで標識やサインを見失ったり、休憩のためにお店やコンビニを探しながら走るには絶対に必要になってくるのでは無いでしょうか。ヘッドライトは主にキャンプを想定して持っていきましたが、東海岸に移ってから、太い道路でも街頭が一切ない箇所が多く、日没以降に移動する予定がある場合には、安全のために必ず必要になってくると思います。後方から来る車に一番わかり易く認知してもらうためにも、レンタルの自転車についてくるライトだけではなく、それ以上に輝度の高いヘッドライトを持っていくことをおすすめします。
旅程
台湾一周は、台湾の大学生などにも人気が高く、ある程度運動ができれば日数をかければ誰でもできるような旅行という位置づけだと思います。実際に、運動好きな他の台湾大学の友人も、一年生のとき2週間半ほどかけて友人とシティーサイクルに近いような自転車でやったと言っていました。ですが、私はGW内に収めるという制約があったので、最低でも8泊9日でやらなければならないというタイムリミットで旅程をたてました。これは台湾政府のおすすめしている9泊10日のプランより少しだけ頑張ったプランです。ですが、後述するように、台北で最後一日遊びたいという思いから、後半で思い切って一日短縮して7泊8日で一周しました。ちなみに、台湾政府のおすすめの10日プランは、平均一日90kmほどで、我々の当初の目的は一日平均100kmほどでした。
大まかな行程は、西海岸はひたすら臺1線という台湾省道を行くだけです。東海岸にわたったら、同じように臺9線と言う道を行くだけです。多くの人がこの台湾環状線を使って自転車旅行をするため、ひたすら道路に自転車のサインもあり、難しいことは考えずに自転車旅行ができます。
一日目: 台北から新竹
一日目の目的地は、新竹県の第一都市の新竹です。一日目の前半は、川沿いに走る自転車専用道路をひたすら走るという、長旅にはちょうどいいソフトな始まりです。一日目は85kmと少し目標平均よりも低かったこともあり、途中で大溪區の市場でゆっくりご飯を食べたりと、余裕のあるスタートでした。
新竹には夕方着き、夕飯を食べに夜市に行ったり、路上ライブを見たりと、リラックスし夜を過ごしました。

新竹での路上ライブ
二日目: 新竹から台中
二日目は台湾第二の都市の台中を目指します。この日は小雨の中、ひたすら海岸線を走るコースでした。海岸線沿いに自転車道路が伸びていて、向かい風以外はとても走りやすいコースでした。途中でお腹が空いた頃に通霄と言う駅の近くでカツカレーを食べて、ひたすら走り続けました。この日の最大の課題となったのは、台中市に入っていく際の上り坂です。台中市の市街地は海岸線から少し内陸側にあり、街の北西部の空港の方から入ると、最短距離の代わりに獲得標高100メートル程の上り坂が待ち構えています。それを避けるには、街の南側を流れている川沿いに街に入っていく必要がありますが、無駄に南下するため、20キロ程旅程が伸びてしまいます。我々は考えた末、最短距離を選びましたが、自転車初心者の私の友人には100キロ走った後の長い上り坂はかなり堪えたようです。
一度は坂を避けるために、台中の南にある彰化市に泊まるという他の方のブログで見たオプションも考慮しましたが、台中は大きな街ということで、食事のオプションもたくさんあり、少し苦労をした甲斐があったと思います。

台中での夕飯
三日目: 台中から嘉義
台中を出て、三日目は一気に2つの県を抜けて嘉義に向かいます。前日のずっと海沿いの道路からは離れて、少し内陸を行くコースです。嘉義は北回帰線の通っている県でもあり、熱帯に分類されます。なので、4月下旬ではありますが、この日の日中の気温は35度近くまで上がりました。この日はひたすら都市間を繋ぐ国道1号線を走るだけです。あまりにも単調すぎて、休憩を忘れて走り続けた記憶があります。そこで台湾のお昼すぎにお店がすべてしまってしまう問題に見舞われました。お腹がすかないので1時過ぎまでひたすら漕ぎ続けたのが仇となり、昼食を取る場所を探し始めた頃には、殆どのお店がお昼休憩に入ってしまっていました。仕方なく、次の街、次の街へと進み、最終的に2時半頃に、偶然空いていた全国チェーンの餃子屋さんを見つけました。ですが、その頃には私も友人も暑さにやられて、ご飯がよく喉を通らなかったのを覚えています。この日は軽めの熱中症になりかけたというところでしょうか。

無理やり押し込むように食べた餃子
休憩を取った後は、日も沈み始め、比較的快調に嘉義まで向かいました。嘉義では鶏肉飯という七面鳥のご飯が有名だということで、近くの美味しそうなお店に行きましたが、そりゃまあ美味かったです。おかわりまでしました。七面鳥はアメリカで時々食べていたて、ドライなイメージでしたが、柔らかく料理されていて、とても美味しかったです。夕飯後は、どの街でも同じですが、夜市で冷たいドリンクを飲みながらUbikeで散策して、ホテルに戻りました。
四日目: 嘉義から高雄
北回帰線を超え、いよいよ熱帯地域に突入です。多くの人は、途中の台南で一泊することもあるかと思いますが、最初の3日で少しずつ早めに台北に帰りたい欲が強くなり(当初は台北に戻った夜の翌朝のフライトで帰る予定でした)徐々に旅程を押していこうと考え、この日は少し長めの120km程の行程で高雄を目指します。気温も36度とかなりキツめの状況でした。この日は私があからさまな熱中症を発症してしまい、とりあえず、臺南山上花園水道博物館と言う、ある方のブログでオススメされていた休憩スポットまで辿り着き、その館内のベンチやカフェで2時間程の休憩を入れました。最初は立ち上がる気力も出ないほど披露と頭痛でやられていましたが、お昼を過ぎた頃にやっと自転車に乗れる程体力も回復し、近くのベトナム料理屋さんでなんとかご飯を腹に入れ、午後の行程を再開しました。

食欲皆無の中で食べたベトナム料理
熱帯に入った途端、天気の振れ具合も熱帯になったのか、4時ころに急にあたりが暗くなり、冷たい風が吹いてきました。遠くでは雷の音も聞こえ、身の危険を感じるような天候の変化にかなり怯えながら走っていました。日もくれて、高雄まであと少しのところで大雨がふり始めました。街に近づくに連れて、交通量も多くなっていくので、雨+夜+車が多い、と自転車には少し危ない条件ですが、気をつけながら無事に高雄のホテルにたどり着きました。
高雄は大きな街なので、地下鉄で移動しながら、また夜市で夕飯を食べ、日中ほぼ死にかけてたのも忘れるくらい楽しく過ごしました。

夜市を満喫
五日目: 高雄から台東の南
東海岸への渡り方
このあたりからいつ東海岸に渡るかを考え始めます。台湾の南側で西海岸から東海岸に渡る道は幾つかあります。1つ目が、一号線が終わり、九号線が始まる楓港とい街で環状線沿いに渡るルート。2つ目が車城という街まで南下して、199号線で東に渡るルート。最後が、26号線をずっと行き、墾丁国立公園にある台湾最南端を通って行くルートがあります。前述した台湾政府おすすめの旅程だと、高雄を離れた日は、車城まで行って一泊と言うルートがオススメされています。東海岸に渡るには、必然的に峠越えをしなくてはならないので、峠越えにエネルギーを温存するという意味もあるのでしょう。
我々は当初台湾政府おすすめ通り車城で一泊するか、台湾に住んでいた友人に、旅行に行く前に墾丁国立公園がとても綺麗だったとオススメされたのもあり、最南端ルートも考えました。ですが、前述した通り、旅行を早めに終わらせて台北で遊ぶというミッションがあったため、最南端ルートは除外し、その日の調子次第で、あまり調子よくなければ、車城まで行って泊まり、もし前半の行程の調子が良ければ、9号線で早めに曲がって、その日のうちに東海岸を少し北上しようという予定で高雄を出ました。
調子の良かった前半
結局、前半の調子はかなりよく、曇りがちだったのもあり、温度もあまり上がらず、かなりの好ペースで高雄から離れました。加祿駅あたりでお昼ごはんを食べた後、このままのペースだと車城に早く着きすぎてしまい、特に大きな街でも無いので時間を持て余しそうということもあり、9号線で東海岸に渡ることに決めました。我々が丁度9号線に入ったのは午後3時ころでした。その後、3時間はひたすらの上り坂です。標高450メートルを20キロ程で登ります。途中で予期していなかったのは、土砂崩れによる通行止めです。この旅行は、花蓮地方を大地震が襲った直後といこともあって、台湾の多くの山間部で土砂崩れが発生していました。9号線も、途中で土砂崩れによって1時間に10分しか交通を許していない箇所がありました。我々は運良く通行止め解除の10分程前にその箇所に差し掛かったため、あまり足止めを喰らわずにやり過ごしました。
そんなこんなで峠を超え、長い下り坂を楽しんだ先に見えたのは東海岸の海でした。日が暮れる前に反対側に到達した我々は、台東までは流石に行けないまでも、とりあえず行けるだけ北上しようということで、9号線を更に進みました。日が暮れた頃に、小さな村の夜市を見つけ、そこで夕飯を食べエネルギーを充填し、更に前に進みました。台湾の東海岸は西側に比べてメッキリ自然が多いため、9号線沿いに街灯などは殆どなく、日が暮れた後は真っ暗です。海の音は聞こえますが、一切水は見えません。そんな暗闇の中をヘッドライトの明かりに頼って、太麻里という村までたどり着きました。そこでキャンプ場を見つけ、この旅行初のテント泊をしました。更に、キャンプ場にたどり着く直前に友人がこの旅行最初のパンクを発症し、後500メートルというとこでパンク修理をしました。これが山を登っている途中とかじゃなくて本当に良かったです。
六日目: 台東の南から玉里鎮
キャンプ場で早めの朝を迎えた後は、前日の残っているご飯で簡単な朝食とり、とりあえず台東に行ってお昼ご飯を食べることを目標に動き始めました。東海岸は西海岸よりも雲が多く、気温も比較的自転車旅行には適している涼しめな気候でした。我々はひたすら行けるところまで北上するつもりで走り続け、途中でおやつ休憩を取っている間に玉里鎮という街に目をつけて、そこをその日の目標にしました。
ちなみに、台東から花蓮の間は、海岸線を行く11号線と少し内陸を行く9号線の2つの道路があります。海岸線を行く道は景色はいいものの、内陸を行く9号線の方が多くの村を通っていくため、休憩をするスポットや、泊まる事のできる場所が多くあるのが大きな違いです。景色のいいことに越したことはありませんが、我々二人は前年、車で11号線を走ったこともあったので、好きなタイミングで宿泊地を決められる9号線を選びました。
七日目: 玉里鎮から花蓮。電車で宜蘭
この日の朝ご飯は、玉里鎮の朝市で適当に入った老夫婦でやっている麺料理屋さんでした。そこで食べた 玉里麺とやらが驚く程美味しかったのを覚えています。自転車旅行はこういった意外な発見があるからやめられません。
その日の旅程は前日決めており、お昼頃までに花蓮に着き、電車で宜蘭の南まで渡ることでした。花蓮と宜蘭の間を走っている9号線は、断崖絶壁を削って作ったような道のりなため、アップダウンが激しく、更に幅員もかなり狭い道になっています。また、前述した地震で要所要所で時間帯によって通行止めをしているところもあるという事で、少しズルなような気はしますが、その部分は輪行でスキップすることにしました。
昼過ぎの電車に自転車と一緒に乗り、宜蘭の中心地まで行ってしまったらさすがにズルすぎるということで、山間部を抜けた一番最初の駅の蘇澳というところで降りて、宜蘭の街に向かいました。
この日は、宜蘭ではなく、宜蘭の北部にある礁溪という温泉街で一泊することにしました。礁溪は温泉街としてかなり発達していて、街中に温泉旅館があります。ですが、私はせっかく持ってきたテントをまだ一回しか使えてないことに不満があったので、無理言って礁溪のキャンプ場を探し、その夜もテント泊を敢行しました。でも、さすがに温泉街に来た手前、日帰りの温泉に入ってリフレッシュしました。
八日目: 宜蘭から台北
ついに最終日です。宜蘭のから台北に行くには、幾つかのルートがあります。9号線を離れ、2号線に沿って台湾最東部を通り、更に人気の九份を通って台北に戻るというルートもありますが、特に九份に興味のなかった我々は2丙という2号線の支線を通ってより直接台北に近づくルートを辿りました。途中で旧草嶺トンネルという昔は鉄道トンネルだったところを自転車道路にしたところがあり、2号線で台湾最東部を通る箇所を少しショートカットしてくれるところがあります。まっすぐ長いトンネルを通るのは涼しく、とても楽しかったので、おすすめです。
こうして、我々は無事台湾一周の旅を終えることができました。
一周回って思ったこと
ご飯に関して困ることは一切ない
旅をしていて、ご飯のアクセシビリティに困ることは一切ありませんでした。台湾は朝ご飯屋からナイトマーケットまで一日中ご飯にありつける国です。安いホステルや野宿をした朝でも、5 分も自転車を走らせれば朝ごはん屋さんに嫌でも出くわします。出てくる料理は卵焼きや揚げ餃子等、簡単なものが多いですが、ヨーロッパのホテルで食べさせられるパンとハムだけの朝食に比べたらバラエティと栄養は何十倍もあります。しかも、運が良ければ、前述したような衝撃を受けるような麺料理を朝 5 時からサーブしてくれるのですから、朝が早い自転車旅行には天国の様なところです。夜に関しても、どんな小さな町でも、ナイトマーケットをやっているところが多いです。台東の南のあたりで夜偶然見つけた出店数七店舗程度のナイトマーケットに立ち寄って夕飯を済ませましたが、鴨のローストだったり、唐揚げだったりと、美味しいものを簡単に補給して、更に漕ぎ続けたのを覚えています。キャンプ用品を持っていく上で、簡単な料理器具も持っていこうかとも考えましたが、そんな事してたらもったいないです。美味しい台湾の料理を食べましょう。
自転車道路は少ないが、走りやすい
オランダやドイツを旅するときは、小さな町でも自動車と物理的に隔離された自転車道路が多く快適に旅できます。逆に日本では殆どの場合車と共存しなくてはいけないので、都心部を通る際や、田舎の大きな国道を走るときは危険と隣り合わせです。台湾は自転車道路こそ田舎に行けば行くほどありませんが、原付き大国が故、原付き専用レーンが多くの道にあります。レーン自体はかなり余裕をもって幅を取ってあるので、大きなトラックが横切る際も、かなり余裕を持って抜いていくので、東京なのでよくある今にも当たりそうな距離で抜いていかれる様なことは一切ありませんでした。勿論、原付きに抜かれる際は真横を抜いていきますが、車に比べたら速度も遅く、同じ生身なので、恐怖感は一切ありません。なので、総じて、自転車で走りやすい国だなと感じました。
旅行を決行することを決めるのが遅かったので、現地で色々揃えたり、下調べをその日その日でするという少し行き当たりばったりな旅でもありましたが、美味しいものをたくさん食べ、台北とは違う様々な景気を見たとても記憶に残る良い旅行でした。もし、やろうか悩んでいる場合は、決行することをおすすめします。